愛染かつら

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愛染かつら

愛染かつらは別所温泉の北向観音の鐘楼横に立つ桂の木で、桂の木として見てみるとそれほどの巨木ではないそうです。

愛染かつらは川口松太郎の長編小説「愛染かつら」で、主役の高石かつ枝と津村浩三が菩提寺のカツラの木の下で永遠の愛を誓う。そのインスピレーションを生み出した木として、一時は有名になりました。

昭和14年(1939)に長野県から天然記念物の旧指定を受けたこともあります。しかし、「婦人倶楽部」に連載されたのは昭和12~13年なので、その人気にあやかって急遽、天然記念物に指定されたものと考えられています。小説の人気がでて以来、「縁結びの木」として信仰も集めたそうです。

また本来の観音信仰と関係する伝説もあるようで、案内板によると天長2年(825)の大火の際に、どこからともなく現れた千手観音が、この桂の木の上から避難民を救ったという伝説もあります。

しかし、樹齢が1000年以上もあるとは見えないようなので江戸末期か明治に入ってから生まれた伝承ではかと考えられています。

名称:愛染カツラ(あいぜんかつら)
名称の典拠:現地の案内板 ※1974年12月1日に上田市教育委員会が設置しました。
樹種:カツラ
樹高:24m ※環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
目通り幹囲:5.7m ※環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
推定樹齢:300年以上 ※環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
所在地の地名:長野県上田市別所温泉
所在地の3次メッシュコード:5438-41-12
所在地の緯度・経度:北緯36度21分00秒、東経138度09分21秒
上田市指定天然記念物(1974年6月5日指定)※現地の案内板には「自然記念物」とあったそうです。


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